旧友の集まりで都内へ出かけたついでに、建築物や街並みをメインに撮っているY君に誘われて川崎の工場夜景を見に行きました。
工場などの大規模建築物は、イラストレーターの石井哲氏が2007年に「工場萌え」という写真集を出版したのがきっかけで人気が出たそうです。
京浜工業地帯の工場は夜間でも操業しています。響く機械音、吹き出すスチーム、そして漂う油の匂い。現地は想像以上の迫力がありました。
Y君曰く「労働現場にいる臨場感がたまらない」のだそうです。
Y君によると、真の工場好きは昼間訪れるとのこと。
昼間は配管の錆びや油滲みが見えて一層良いのだとか。
これも詫び寂び(錆び?)というべきか、自然風景メインの私はその良さを完全に理解することはできませんでしたが、撮影者が被写体に向ける情熱はいずれも同じであることは分かりました。
工場は慣れない被写体で戸惑いましたが、楽しい夜でした。(武石)
LUMIX DMC-G8M LEICA DG12-60mm